宮【韓ドラ】の追尊とは?読み方や言葉の意味を分かりやすく解説!

宮 韓国ドラマ 追尊
nana

韓ドラ『宮』で「追尊」という言葉がたびたび出てきますが、読み方やどういう意味なのか気になりますよね。

今回は、韓ドラ『宮』に出てくる「追尊」の読み方と言葉の意味について解説していきます~!

実は、ドラマの鍵を握っているんだよね〜

宮の追尊って?読み方は?

「追尊」は「ついそん」と読みます。

一見難しそうな漢字ですが、そのまま音読みの読み方で大丈夫♬

韓国語では추존(チュジョン)と読むので、韓ドラ『宮』の中では「チュジョン」という言葉がよく聞こえてきたかと思います。

しかし、あまり普段使う言葉ではないので、読み方はもちろんどういった意味なのかも全くピンとこないですよね。

「追尊」は宮廷内で実際にあるシステムなので、宮廷や王室が出てくる歴史ドラマではわりとよく出てくる言葉のようです。

韓ドラ『宮』でも、この「追尊」がたびたび出てきますよね。

しかも、ストーリーの大きな導線となっていました。

では、「追尊」とはどういう意味なのでしょうか?!

追尊を辞書で調べてみた

「追尊」を辞書で調べると、以下のように出てきます。

その人の身分に応じて、その亡父・亡祖に尊号を贈ること。

どうやら、亡くなった人の生前の身分や徳に応じて何かしらの称号を与える。

ということらしい…(難)。

また、「追尊」を調べると「追尊天皇」という言葉もたくさん出てきます。

「追尊天皇」とは、帝位に就かなかった親王に死後贈られる天皇の称号で、歴代には数えらない天皇のこと。

日本にもそういう天皇が実際にいることもわかりました。

辞書で調べてもイマイチよくわからない(^^;

要するに、

天皇や王様になるはずだった人物がその座に付かずに死去した場合に、死後に追って天皇や王様の称号を与えること。

という意味ですね。

王位継承者の死後に王の称号を贈るということ

「追尊」という言葉は、主に王座を継承する時に使われる言葉

但し、普通の王座継承ではなく、王座継承者が既に亡くなっている場合のみ使われます。

基本的には王様の長男が皇太子となり、王様が亡くなるか引退した後に皇太子が王様の座を引き継ぎますよね!

したがって、王座継承者とは皇太子の事を指します。

しかし、万が一皇太子が王座継承前に亡くなってしまうイレギュラーが起きた時はどうするのか…。

そういった場合、王座継承には大きく二つ方法があります。

  1. 次男が皇太子の座を譲り受ける
  2. 亡くなった皇太子の功績によっては、追って王の称号を与える=追尊

基本的には、長男(皇太子)が亡くなった場合は、次男や三男など皇太子の弟にあたる人物が皇太子に繰り上がり、いずれ王座に就きますよね。

ですが、亡くなった皇太子が生前残した功績などを鑑みて、王座の称号を与えるべき人物だとされた場合、すでに亡くなっていても王様の称号を与えることができます。

それが、「追尊」。

「追尊」が行われると王座を巡る動きが大きく変わるので、それ相応の策略や権力が必要だったと思われます。

逆に、悪い王様だった場合、死後に王の称号をはく奪される場合もあったよ!

宮の追尊の言葉の意味を解説!

韓ドラ『宮』での「追尊」は一体どういう意味があったのでしょうか?

ストーリーの大きな導線としてユルの父に追尊があります。

ユルの父が追尊で先代の王になったことで、登場人物たちの身分や立場が変わってきました。

それが息子同士、母同士のライバル関係がヒートアップする大きな要因でもありましたよね!

『宮』は、シンとユル、チェギョンの三角関係(ヒョリンを含めると四角関係)がラブコメディとしての一番の見どころ。

その見どころの導線としても「追尊」という政治的システムが使われています。

そもそも追尊がなければユルも宮廷に戻って来れなかったしね~

ここでは、韓ドラ『宮』の「追尊」について解説していきますね☆

ユルの父に追尊があった

ドラマの中では、ユルの父の追尊によって物語が大きく動いてきます。

ユルの父ヒョヨル皇太子は、ユルが幼いころに亡くなっていますよね。

皇太子である父を亡くしたユルとユルの母ファヨンは、宮廷を出て10年以上イギリスで生活していました。

シンとチェギョンの結婚の知らせをきっかけに、ユルと母ファヨンも韓国に帰国してきます。

しかしその裏では、実はすでにユルの父親であるヒョヨル皇太子の追尊の動きがありました。

すでに亡くなっているユルの父ヒョヨル皇太子を追尊し先代の王とすることで、ユルとファヨンも宮廷にて地位を与えられることになります。

実際にユルの父が追尊されたことにより、ユルとファヨンも宮廷に戻ってくることになりましたよね。

そして、元皇太子の妻であるファヨンの身分も皇太后となりました

自分も皇太后として権力を持ち、さらに息子のユルを皇太子にするというファヨンの策略があったのです。

12話でユルの母が皇太后になったので、なぜ突然…?と思った方もいたかもしれませんが、イギリスから帰ってくる時点ですでに追尊の動きがあり、策略が組まれていたと思われます。

したがって、ファヨンは突然皇太后になったわけではなく、計画的な追尊の動きによる一連の流れだと言えますね!

ユルもまた、皇太子のシンに対して嫉妬心があったため「自分も皇太子になりたい!」と母に伝えるシーンが出てきました。

ユル親子が望みをかなえるために利用した宮廷のシステム、それがユルの父の追尊だったのです。

「追尊」が物語で大きな役割を果たしていたんだね~!

ユルが王位継承者になってユルとシンの争いが熾烈に

ユルの母が皇太后となり権力をつかむ一方で、ユルもまた立場が変わってきます。

父の追尊→母が皇太后に昇格→ユルも王位後継者になりました。

ユルの感情の中には、

  • 父さえ生きていれば、皇太子の座は間違いなく自分にあった!
  • 自分が最初から皇太子になっていたら、チェギョンと結婚するのも自分だった

というシンへの嫉妬の気持ちが大きくなっていきます。

そして、父の追尊によって王位後継者という地位を手に入れました。

それによって、シンとのライバル関係が熾烈になっていきます。

しかしユルが王位継承者になりたかった理由は、おそらく宮廷での権力というよりもチェギョンと距離を近づけたかったから。

ユルの父の追尊によって、宮廷での権力争いはもとより、シンとユル、チェギョンの三角関係(ヒョリンを含めると四角関係)が特にヒートアップしていきます。

ユルは、皇太子というよりチェギョンの夫になりたかったのかも。

この恋愛模様がこのドラマの一番の見どころでもありますよね!!

その見どころの裏に、追尊という政治的システムがあったというところが宮廷ドラマらしくてとても面白い♪

韓ドラ『宮』の「追尊」は、ストーリーの盛り上がりに欠かせない大事な要素でした!

まとめ

今回は、韓ドラ『宮』に出てくる「追尊」という言葉の読み方と意味について調べてみました!

「追尊」とは

読み方:ついそん

意味:王座継承者が死亡した場合、死後に王の称号を与えること。

韓ドラ『宮』での追尊

ユルの父の追尊により、シンとユル、その母同士のライバル関係がヒートアップ。

登場人物の関係性やストーリー展開の大きな導線となっていた。

ということでした~☆

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